eneloopを使ってはいけない機器について

eneloopを使ってはいけないシーン

eneloopのようなニッケル水素充電池は水中で使う機器には
使ってはいけないことを覚えておこう。

なぜなら、電池が過放電されたり過充電された場合に
eneloopの内部にガスが発生するからだ。

水中ライトなどの機器ではガスの逃げ場がないために
ガスがたまってしまうことが危険なのだ。

ガスの正体は可燃性ガスの水素ガスなので
爆発事故などに繋がることが考えられる。

ストーブの使用も避けるべきだ。
可燃性のガスがeneloop出てくるので
ストーブの点火装置用の電池には使わない方がよい。

eneloopを使うべきでないもの

水中ライトや水中カメラ
その他水中で使うもの
ストーブやガスコンロなどの点火装置

水素ガスはどこから出てくる?

eneloopには水素ガスを逃がすための空気穴が用意されている。

今売られているeneloopにも+極側に空気穴があるのだが
見えないように工夫されていてそのままでは確認できない。

古い世代のeneloopでは+極の出っ張りに穴があるのが確認できる。

eneloop_hool

画像の青い丸の中央にある三角形のような形をした部分が
eneloopが水素ガスを排出するために用意された空気穴だ。

今の世代ではこの穴はなくなっていて
表面カバーの隙間からガスが放出されるようになっている。

他の充電池はダメでもeneloopならOKな用途

ニッケル水素充電池では過放電(電池が空なのに使い続けること)をしてしまうと
充電が行えなくなるような故障の原因になることが知られている。

だが、eneloopでは過放電に対して耐性を持っているので
他の充電池では使えないような用途でも問題なく使えるようになっている。

例えば、懐中電灯のようなものが過放電の原因になりやすい。
スマホやカメラなどのように電圧の低下を検出して過放電を防ぐ仕組みがないからだ。

eneloopでは過放電に強いため、空になった状態で
懐中電灯などを使ってしまっても壊れる心配がない。

「ですが、エネループは過放電に対して非常に強いという特徴があります。私たちが行なった試験では、エネループを機器に入れて60℃ぐらいの温度で使い、1週間も2週間も放置し、ほとんど0V近くまで過放電させたのですが、充電すると100%回復して性能がほとんど劣化しません」
そこが知りたい家電の新技術開発者に聞く、ニッケル水素電池「eneloop」がやっぱりスゴい理由

私も実際に懐中電灯でeneloopを使用していて
知らずに過放電をさせてしまったことがあるが
使えなくなるような故障は一度も起きていない。

充電池比較 乾電池の代わりに使える安い充電池

比較条件

今回はアルカリ乾電池の代わりになる
ニッケル水素充電池を見つけるために比較をしてみよう。

価格の比較の他にも、充電池として重要な
容量(~mAhなどの表記)や充電回数も比較していく。

比較結果

今回は乾電池の代わりになる充電池ということで
乾電池程度の性能を求めるとしてmin 1900mAh程度のものに限定した。

乾電池の代わりに使える充電池比較

比較対象になったもの

まず、乾電池と同等の性能を持つと思われる充電池は
eneloopと充電式EVOLTAとサイクルエナジーとIMPULSEの4つだった。

他にもニッケル水素充電池は売られている。
例えば、100円ショップで売られているReVOLTESなどがあるが
容量が少ないものは条件により除外してある。

価格について

価格の対象にしたのは単3型の4個入りパック。
送料も考慮して最安になるものをチョイスした。

ネット通販での比較なので通販ならこの程度の価格帯で購入できる。
ただし、量販店ではさらに割増になることが多いので注意しよう。

価格

より安いものという意味ではサイクルエナジーがかなり奮闘している。

値段の違いはあるが全体的に1000円前後で購入できるといった印象か。

100円乾電池なら1000円で10パックなのだから
充電池に切り替えて元を取り戻すのは早いことになる。

繰り返し使用回数、充電回数

繰り返し使用回数はeneloopはダントツのトップになっている。

安さでは優るサイクルエナジーだが
充電回数はeneloopの半分以下。

気付いたこと

容量の多さを謳う充電式EVOLTA。

実は同じPanasonic製品のeneloopと比べても
50mAhしか優れていないのはもう少し頑張って欲しいと思った。

ブランド毎に評価

eneloop

繰り返し回数の多さが強み。
価格は安くもなく高くもない中間にあたる。
ちなみに今回の比較はPanasonicロゴに変わった第4世代のもの。

サイクルエナジー

eneloopよりも15%ほど割安。
値段での比較なら十分に差別化が図られているといったところ。
サイクルエナジーは安さの割に電池容量が大きいこと。
マイナスポイントは充電回数の少なさ。

充電式EVOLTA

eneloopと同じPanasonicのブランドなのだが
繰り返し使用回数も電池容量もトップにはなれなかった。
eneloopには負けるが繰り返し回数が高めなので
価格次第で選択肢に入れてもいいだろう。
今回はeneloopより価格が100円ほど高かった。
eneloopと充電式EVOLTAは共通の充電器が利用可能なので
その時点で安い方を手に入れておくことができる。

IMPULSE

価格も高く、性能もeneloopや充電式EVOLTAより劣る。

まとめ

普段使っているアルカリ乾電池と実際に比べてどうだっただろうか。

乾電池と変わらない使い心地で使える充電池が自分にも合いそうだという人は
充電池選びでここにあるようなものを探してみるといいだろう。

eneloopの充電器の違い

eneloopの充電器には違いがある

eneloopを初めて購入する時には充電器セットのものを選ぶことになるだろう。

その時にそれぞれ違いのあるeneloop専用充電器から
自分に合ったものを探すのはちょっと大変だ。

そこで、eneloop充電器のそれぞれの違いと選び方をまとめてみよう。

充電器ラインアップ

充電速度の違いをチェックしよう

eneloop専用充電器のラインアップでは
急速充電タイプと通常充電タイプに分けられる。

大きな違いは充電時間で通常充電で約8時間かかるところを
急速充電であれば約4時間に充電時間を短縮することができる。

充電が約半分の時間ですむことは大きなメリットだ。

4時間なら寝ている間に確実に充電を済ませることができるし
ちょっとした合間に継ぎ足し充電をすることもより効率的に行える。

急速充電のデメリット

充電時間が短くなっていいことだらけの急速充電タイプ。

だが、通常充電タイプも一緒に売られているということは
何かデメリットがあるのだろうか?

急速充電では電池の劣化を早めるという話もあるが
そうした充電方法による劣化等のデメリットが
公式に発表されたことはない。

デメリットといえるのは以下の様な点がある。

  • 急速充電タイプは価格が高い
  • 急速充電をすると電池が熱くなる

セットできる本数の違い

eneloopの充電器は単3なら4本まで同時充電できるものが主流で、
廉価版として充電本数が2本のものも売られている。

eneloopを4本セットで機器にセットする場合には充電本数が4本のものを選ぶ。

中には電池を2本セットで使う機器にしかeneloopを使わないという人もいるだろう。

そんな場合でも充電本数が4本の方が得をすることがある。
eneloopの充電器は1本ごとに分けて充電が管理されるので
別の機器のeneloopを混ぜて充電することができるからだ。

充電本数が多いほうが別の機器のeneloopを同時に充電することができる分
充電待ちなどの余計な手間が増えることを防げる。

充電できる電池の形状

単3型はラインアップにある充電器の全てで対応していて
どれでも充電することができる。

単4型のeneloopを使用する場合には
単4型に対応していることを確認しておこう。

ほぼ全ての充電器で単4型の充電を行えるが
中には単3型のみの充電しか行えないものがあるので注意が必要だ。

また、過去に発売されたeneloopには単1型や単2型も含まれていて
それらに対応した充電器もラインアップに含まれている。

違いの多さで迷ったら時に選ぶもの

充電器選びで迷った場合には急速充電タイプで
同時に4本充電できるものを選んでおけば間違いない。

eneloopはどれを選ぶべき?

eneloopの3つのラインナップ

eneloopには3つのラインナップが用意されている。
まずはそれぞれの特徴を紹介しておこう。

eneloop4_3lineup

スタンダードモデル

あらゆる用途に使えるオールラウンダー。
電池容量も乾電池と同等でいつもの電池と同じように使える。

お手軽モデル

繰り返し回数がスタンダードモデルの倍以上になっている。

ただし、電池容量が少ないので消費電力の少ない機器に
使わなければ電池交換の手間が増えてしまう。

お手軽というだけあって価格が安価で数を揃えやすい。

ハイエンドモデル

電池容量がさらに増えたモデルだが一般用途には向いていない。

繰り返し回数が極端に少なくなっているので
カメラのストロボなどの消費電力の大きい機器に使うことが望ましい。

とりあえず選ぶならスタンダードモデルがベスト

量販店などで購入するとすれば、一番品揃えが多いのはこのモデル。

スタンダードといっても魅力がないわけではなく
乾電池と同様に使えるというバランスの良さが最大の魅力になっている。

スタンダードモデルは欠点と言える特徴がないのだ。

特に用途を決めていないのであれば
スタンダードモデルのeneloopを選んでおけば
あらゆる用途に使えて最も活用しやすいといえるだろう。

安いので子供に与えやすいeneloop lite

お手軽モデルのeneloop liteは
なんといっても安価であることが特徴的だ。

繰り返し回数が多いことも魅力なのだが、実際使っていると
スタンダードモデルの繰り返し回数2100回も繰り返し充電するのにも
かなり長い時間が必要になることがわかる。

たくさんの機器で使いたい時には
eneloop liteで数を揃えるのもいいだろう。

電池の消費が少ない目覚まし時計やリモコンなどには
eneloopでもいいがeneloop liteの電池容量で十分だ。

ハイエンドモデルは選択肢から省くのもアリ

ハイエンドモデルのeneloop proは繰り返し回数が約500回と
少なくなってしまっているのが問題点だ。

性能がそれほど高いわけでもないので
どうしてもという理由でもない限り選択肢に入れるのも好ましくない。

一日中フラッシュを多用するようなプロカメラマンでもなければ不要。
一眼レフカメラでもスタンダードモデルのeneloopで十二分に使える。

まずはeneloopを買ってみて電池容量の少なさを感じるようであれば
eneloop proの購入に踏み切るような形でいいだろう。

初めてのeneloopならスタンダードモデルでOK

初めてeneloopを買うなら
オールラウンダーであるスタンダードが最も適している。

使い勝手がわからない内は
様々な用途にeneloopを試すことになるからだ。

使ってみて新しいものが欲しくなった時には
用途を限定してお手軽モデルのeneloop liteについても
選択肢に入れてみるといいだろう。

世代の違うeneloopを混ぜて使うことはできるのか?

世代の違うeneloopも一緒に使うことができる

新しいeneloopを購入した時などに悩みの種になるのが
古いeneloopと新しいeneloopを混在させていいのかどうかだ。

いくつもの世代が発売されてきたeneloopだが
実は別の世代を一緒にして使うことができるようになっている。
eneloopMazemaze

なぜeneloopは世代を混在させても大丈夫なのか?

一般的には電池を混在させて使うことはあまり望ましいとは言えない。
eneloopのようなニッケル水素充電池や
安価に入手可能なアルカリ乾電池でも同じだ。

なぜ混在してはいけないのかと言うと、
それぞれの電池容量の違いにある。

例えば、2000mAhの電池と1000mAhの電池を2本一緒に使った場合
全体としてみると1000mAhの電池容量しかないことになる。

片方が電池切れしてしまったため
もう一方にいくら電池残量があっても意味がないためだ。

デジカメのような一定の電圧が必要な機器においては
電圧の不足によって機器が動かなくなってしまう。

eneloopは代々同じ電池容量になるようにしている

eneloopが混在して使用できるのは世代が変わっても
電池容量をmin 1900mAhで変わらずに保っているためだ。

従来のeneloopと新世代のeneloopを混在して使用しても
電池容量の差がないため無駄なく使用することができる。

eneloopの電池容量を変えない様子をみると
第2世代の時の方針が今も継続していることがわかる。

とくに今回の新モデルは旧モデルと容量が変わらないため、
同時に使用しても性能低下などにはつながらないという。

容量を変えなかったことの理由の1つは、
このような混在利用するケースに対応するためともしている。
三洋、繰り返しサイクル数が1.5倍になった新型eneloopを発表 – 家電Watch

混在使用を活かした活用法を見つけよう

混在使用を前提に作られているeneloopだが
自然放電特性の改良などの恩恵を受けるためには混在はすべきではない。

混在して使用すること自体には問題がないということを覚えておくと
eneloopをより効率的に活用できるはずだ。

使わなくなったeneloopを組み合わせて使用するなどして
eneloopの最大の特徴である繰り返し回数の多さを活かすといいだろう。

eneloopの繰り返し使用回数

eneloopの繰り返し使用回数

eneloopの繰り返し使用回数は
スタンダードモデルで約2100回を実現しています。

eneloop繰り返し使用イメージ

電池容量1900mAhを持つ充電池の中で
2000オーバーの繰り返し使用回数を公表しているのはeneloopだけです。

他の競合する各社充電池を見ると
約1000~1800回の繰り返し使用回数に留まっています。

性能を見てわかるようにeneloopは
豊富な電池容量と繰り返し使用回数の多さを
両立した優れた充電池です。

スマホやケータイとの比較

繰り返し使用回数をイメージしやすいように
みなさんが普段持ち歩いている
スマホやケータイの充電池と比較してみましょう。

スマホやケータイで使われているバッテリーも
基本的な仕組みは充電池と同じで
繰り返し使用可能な回数がある程度決まっています。

例えば、スマホの中でも人気の高いiPhoneの
繰り返し使用回数は約500回です。

スタンダードモデルeneloopの約2100回と比べると
4分の1とかなり低く感じますが
それでも2日に一度の充電で約3年の繰り返し使用が可能です。

eneloopをスマホやケータイと同様に
酷使した場合でも約12年も持つので
eneloopの約2100回という数字の持つ意味がよくわかりますね。

使い方によって一生ものになることも

実際にeneloopをどんな風に活用するかによって充電回数も違います。

つまり、12年よりもさらに長期間に渡って使い続けることも可能です。

私の使い続けているeneloopも買ってから5年以上経過したものの
eneloopの大きな電池容量のおかげで充電回数が少ないので
単純計算ではあと10年以上使い続けられるようです。

使い方によっては一生ものににもなるeneloopの繰り返し使用回数は
「いつまでも使い続けられる」という安心感があります。

eneloop liteはさらに繰り返し使える

もしも、eneloopを充電する回数が少ない使い方をしている場合には
お手軽モデルのeneloop liteを選ぶといいでしょう。

eneloop liteは電池容量を落とした代わりに
繰り返し回数を大幅に増やしたモデルです。

電池容量はスタンダードモデルよりも半分以下の950mAhとなっていますが
繰り返し使用回数が約5000回とスタンダードモデルよりも
2倍以上の繰り返し充電が可能になっています。

一本あたりの金額もスタンダードモデルより
低くなっているのも魅力的です。

スタンダードモデルでは必要以上に電池容量があり余る
といった状況ではeneloop liteへの切り替えを行うのもいいでしょう。

自然放電が少ないeneloop

eneloopは自然放電が少ない

eneloop 第4世代eneloop
eneloopは自然放電が少ない特性があります。
5年後でもすぐに使えるほどの性能の高さというから驚きですね。

自然放電とは充電した電池容量が放置しておくだけで
自然に放電されてしまう減少のことです。

例えば、1年ほど使わなかった電気機器の電池が
空っぽになっていて使えなくなっていたことはありませんか?

乾電池や従来の充電池は自然放電が高いので
このように使いたい時に使えないといったトラブルが起きることがあります。

eneloopは自然放電を少なく改良してあるので
5年放置してもすぐに使えるのが特徴です。

他の充電池との比較

例えば、従来の充電池では5年後になっても
電池容量がそのまま残っているということはありえませんでした。

1年後には元の50%まで落ち込み、3年後には0%までなくなってしまうほど
自然放電の影響は大きかったのです。

近年になって充電池の改良が進んできており
1年後70%~80%ほどのパワー残存率のある充電池は増えてきました。

その中でもダントツで自然放電への耐性が高いのがeneloopです。
新型のeneloopでは1年後でも90%のパワー残存率と
他の競合製品よりもかなり高いことがわかります。

5年後でも70%残っているテスト結果が出ていますので
使用するのに困ることはないでしょう。

パワー残存率が高いことのメリット

eneloopのパワー残存率の高さのおかげで
災害用の備蓄品として充電池を使うことも現実的になっています。

使いたい時にすぐに使えるので普段使わない備蓄品として
最も重要になるであろう災害時のために保存することができるのです。

なお、5年後に70%の残存率になるのは充電を一切行わなかった場合ですから
1年毎に継ぎ足し充電をするなどして常に90%以上を確保することもできます。

定格容量も充電池の中ではトップクラスですから
ペンライトなどの消費電力の大きい機器でも長時間使えます。
4本入りの1パックを持っておくだけでも様々な用途で役に立つでしょう。

使用頻度の低い機器でeneloopを使う

普段使うためにも自然放電の少ないことはメリットがあります。

私はカメラの電池としてeneloopを使っていますが
めったに使わないカメラでも充電の手間もなくいつでも使えるので重宝しています。

新世代eneloopの発売でさらに性能がアップしているので
そろそろ買い換えてみるのも良さそうですね。

さまざまな用途で使えるだけのポテンシャルがあるので
他の機器に使いまわせるのもeneloopの嬉しいところです。

こんな時はeneloopを使いたい

使いたい時にすぐに使える充電池が欲しい時や
使用頻度の低い機器で充電池を使おうと思っている時には
最も自然放電の少ないeneloopを使うのがいいでしょう。